ヘチマタワシの作り方   
ブドウを植える2000年までは、毎年ヘチマタワシを作っていました。
ヘチマの表面の色が変わり、腐りはじめた頃にのこぎりで両端を切ります。
本来は川や池の常に水が流れているところにつけて、腐らせていくのですが、発泡スチロールの箱を利用しました。
早く、きれいに皮や種を腐らせ、除くためにお湯を入れました。当然、水より腐りが早く、できあがりがきれいになります。あまり長く、水につけておくと繊維質のところまで腐ります。
フタをすれば、保温効果も高く、、重しをしないで、水の中に完全に入れて置くことができます。
腐り始めました。当然、ヘチマの腐敗臭がしますよ!!
皮を取っていきます。
洗い、種をだしていきます。
繊維質以外、完全に腐らせるために、再度、水につけます。
繊維質に黒カビが発生するのを防ぐために、逆性石けんを入れます。(これは私が考えつきました。普段はコリーたちを夜、家に入れるときに、蒸しタオルで拭いた後に、この消毒液で拭くと、なんとワンコ特有のニオイが消えます。たいがいのウェットティッシューや犬用ウエットタオルに含まれています。))
数日後、腐り始めた中の種が出てきました。
再度、逆性石けん液の中に入れます。濃度は薄いですよ。


できました。乾燥中です!乾くとさらに白くなります。
ヘチマの実のしまり方にもよりますが、今回はソフトな手触りのヘチマができました。置物としておいてもオシャレですよ!一週間で完成致しました。
縦から見るとこんな感じです。作り方を失敗すると繊維質まで腐ったり、黒カビが発生します。発泡スチロールとお湯が皮や実の腐敗スピードを速くし、塩化ベンザルコニウム液(逆性石けん)が黒カビの発生を防いでくれました。実用新案になりませんかね???
久しぶりに以前、作ったヘチマタワシを出してきました。ヘチマの実のできによって、繊維質の硬さが全然違います。左下の一番小さいのが石けんについていた市販のタワシです。